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Asahi Beauty Culture & Hairdressing College

 

サロン英会話?

(理容師・美容師 国際接客実務/英会話 科目)

【 講義概要 - 2009 】

■ 開講学科

旭理容美容専門学校 新理容科(オム)/美容科(ファム)
 

■ 担当講師

清水利宏 (全専攻科・非常勤 講師)

 ・社団法人日本毛髪科学協会認定 毛髪診断士
 ・サロンオーナースタイリスト

■本講義(科目)の目的及びねらい

シャンプーやカットといったサロンワークの実践的な側面に着目した、中級実用英会話講座です。「サロン英会話?」の講義は、なるべく「英語で」行います。できる限り日本語に頼らず、英語を使って英語を学び、将来のサロン現場や海外技術留学で即戦力となりうる「国際接客術」の習得を目指します。
本講座は、完全少人数制による徹底した実践本位の英語クラスとなります。毎回の授業はグループやパートナー単位で活動し、テキストでの学習に加えて、各自が役割分担をしながらロールプレイング方式で英語での接客を体験学習します。理美容学校で英語を学ぶ意義を再認識しながら、「英語」という貴重な資産を、将来のヘアビジネスや受講生自身の未来の可能性に結び付ける方法を共に探ります。
授業では本題のほか、海外のサロン事情はもちろん、地域の文化や音楽・観光・時事ニュースなども とりあげながら、「up to date」な英語の空気に触れていきます。

■ 使用教材

メインテキスト: 清水利宏著『国際的接客のススメ』 (講義中に配布)
教材用ファイル: 上記教材類を綴じるB5版ファイル1冊 (推奨品: 紙製・汎用2穴ファイル B5-S)
サブテキスト 1: 日本理容美容教育センター編『外国語 美容』 (受講者全員 購入)
サブテキスト 2: 日本理容美容教育センター編『外国語 理容』 (新理容科のみ 追加購入)
辞書類: 英和辞典、和英辞典 ※各種電子辞書可 (推奨品:ジーニアス英和・和英辞典)

■ 授業計画

授業はすべて、プリントで配布する独自の教材を中心に、コンピュータのスライド等を活用しながら進めます。
フェーズ 1 英語の可能性 (将来の夢・ビジネス対策、ショートスピーチ、ディスカッションほか)
フェーズ 2 実用英語 (シャンプー・カット・カラー・パーマ・専門技術用語の習得実習、接客演習)
フェーズ 3 異文化理解 (文化背景の理解、世界の中の日本の位置づけと使命)

■ 履修上の留意事項

授業では、常に積極的な授業参加(宿題発表、大きな声での発音・接客演習、ショートスピーチ)が必須条件となります。消極的な受講態度では、外国語を学ぶ楽しさが体感できませんし、この授業の履修単位も認められません。「英語で学ぶ英語の授業」に対する不安や、英語への苦手意識については、まったく心配はいりません。ただし「サロン英会話?」(1年次の英会話授業)を楽しく理解できていることが必要です。「サロン英会話?」を受講したことが履修の必須条件ではありませんが、1年次の内容を理解していることを前提に授業が進行します。

■ 2008年度 指導計画表

◆ オリエンテーション
講義概要説明。イントロダクション 「英語は自分の可能性を広げる道具」 「夢について語ろう」

◆ 相互紹介・ディスカッション演習
挨拶・握手・アイコンタクトの復習。簡単なディスカッションを通じ、意見を述べる大切さを学習。

◆ 髪質表現・長さの基準例/コンサルテーション/シャンプー演習(前年度の復習)
髪質・毛量・質感などをチャート化。実際に髪に触れ、グループでのコンサルテーション実習。

◆ 文化研究 ?
「文化研究」では、本題のサロン英会話の授業とは少し違った角度から英語に触れる。
通常の授業内容を補いつつ、外国のサロン事情や、地理・音楽・映画・ニュースについて学習するほか、英語での簡単なミニスピーチやディスカッションなどの演習を行なう。

◆ 顧客の迎え入れ(レセプション)〜レジでの会話
予約内容の確認など一般的事項から、数字表現、金銭授受などを実際に演習。
クレジットカードの取り扱い。チップについての概念や意義、渡し方・受け取り方の理解。
顧客を迎え、受付での基本的な接客術を演習。

◆ ヘアカット
セット面での表現について、ロールプレイングによる実演を含めながら学習する。
長さの基準例やデザイン要素の表現、誤解による事故の回避方法、仕上がりの確認 ほか。

◆ パーマ
パーマについての会話全般。 パーマの質感表現、薬剤に関する技術用語、部分パーマの施術。

◆ ヘアカラー
ヘアカラーについての会話全般。明るさに関する相対的な英語表現法の習得。
バージンヘアへの全体カラー、部分カラー、リタッチ、白髪染め、ハイライト、ローライト、メッシュ。

◆ 総合演習
これまでに学んだ国際接客技術の総合的な演習(復習)および接客試験。

◆ 文化研究 ?
恒例 クリスマススペシャル。

◆ ビジネスディスカッション
今後の国際ビジネスへの取り組みや、外国語学習に対する心構えの再確認。